一般社団法人飯塚青年会議所

IIZUKA JC

CONVICTION

理事長所信

はじめに

 1953年7月1日、35名の青年によって設立された一般社団法人飯塚青年会議所(以 下、飯塚JC)は本年で創立65周年を迎えます。「明るい豊かな社会の実現」という理想のため、この地域をよりよくしたいという熱い想いは私たち飯塚JCの原点であり、65年と いう長い年月の間脈々と受け継がれています。
 私はこの地域で育ちました。幼少期にはSL機関車のある公園で遊び、夏には市民祭飯塚山笠に参加し人と人との関わりの大切さや礼儀を学び育ってきました。気付けば、飯 塚JCの諸先輩方がこれまでこの地域で起こした運動やその歴史に知らず知らずのうちに触れ、そのことは私の人生の大切な思い出や一人の人間として大切なことを学ぶこと に繋がり、人生の財産となっています。
 「明るい豊かな社会の実現」という理想に近づくことや、この地域をよりよくしていくことは簡単なことではありません。しかし、この地域のために志を立て、自ら行動を起こし 運動を展開していくことは、関わる人々の心に私たちの想い描く理想が生涯の財産として残ることに繋がっていくと考えます。誰のために、何のために、なぜ行動を起こすのか、 この地域にとって必要とされることに真摯に向き合い、議論を重ね、かけがえのない仲間と共に誠の心を持って運動を展開していくことが、この地域のよりよい未来を創って いくことと信じこの一年の第一歩を踏み出します。

創立65 周年を迎えて

  65年という長い年月の間、諸先輩方が展開してきた数々のJC運動はこの地域や人々に多くの財産として残っています。時には目に見える形として、時には人々の心によき思い出 として、この地域の明るい豊かな未来のために泥臭く汗を掻き、ひたむきに突き進んできた証しとしてその歴史は深く刻まれています。今日より5年前、10年前と比較して私たちを取 り巻く環境、生活は大きな変化を遂げています。その中、創立65周年の節目の年、JC現役世代である私たちはこの地域の未来のために何をすべきでしょうか。未来を輝かせる子ども たち、これまでこの地域を創ってこられた先人たちとの間に生きる、この地域の未来を創る責任世代である私たちが先頭に立ち、失敗を恐れず、やるべきことへの熱い想いを持ち、誠 の心で事業の展開を行うことが必要であると考えます。
 日本の多くの自治体は現在進行している人口減少や高齢化社会に対しその対策を迫 られています。地方創生が叫ばれる中、各自治体は定住人口の増加や交流人口が増加す ることに様々な策を講じています。このことは、私たちの活動エリアである飯塚市・嘉麻 市・桂川町も同様です。私たちが暮らすこの地域を明るく楽しい未来のある地域とするた めには、地域内外の人々から住みたい、行ってみたい、明るく楽しい地域であるという魅 力ある地域ブランドを創っていくことが必要です。地域内外の人々にそのような想いを 持ってもらうことは容易なことではありません。しかし、そのことに果敢に挑戦できるの が青年会議所です。私たち飯塚JCが先頭に立ち新しい地域ブランドの創出を行い、地域 内外へ発信していくべきです。事業をとおしてこの地域の行政や他団体、住民の心を動か し、この地域の新しい地域ブランド化に向けた大きなうねりを創っていきます。創立65 周年の本年、周年記念事業として新しい地域ブランドの創出を飯塚JCメンバー全員で展 開して参ります。

リーダー育成と魅力ある組織・JAYCEEを目指して

 青年会議所は20歳から40歳までの次代の担い手たる責任を持った青年の団体であり、修練・奉仕・友情の三信条のもと日々の活動を行っています。青年会議所は大人の学 び舎ともいわれ、会社や地域のリーダーとして活躍していく人財を多く育成していくことも目的の一つです。飯塚JCに所属するメンバー全員が互いの成長の過程で人間力を磨 き、魅力あるリーダーの資質を高めていくことが必要です。仲間に背中を見せ、支え合い、覚悟を持って挑戦することで魅力あるリーダーへと成長することは、この地域で生きる 私たちの使命であり、快くJCへと送り出してくれる会社や家族に対する責務でもあります。私たち飯塚JCは、近年100名を超えるメンバーが在籍する組織となりました。メンバー数 の増加は、それだけ多くの仲間と議論する場があり、自己成長の機会が増えるという最大の魅力があります。メンバー数が増えたからこそ、組織としての一体感を高め、魅力的 な組織にしていきます。飯塚JCの礎となるのはメンバー一人ひとりです。さらに魅力的な組織となるため「魅力あるJAYCEEの開発」を行います。そのために、メンバー間の交流や 研修をとおして誠の心の大切さを学び、青年会議所活動に積極的に関わることが自己の成長に繋がるということに意義を見出し、時には仲間と汗を流し、時には仲間が自らを 磨くライバルとして切磋琢磨することが必要です。また、飯塚JCが65年の歴史の中でこの地域に残してきた功績やその根底に流れるJC魂をメンバー全員が共有し、飯塚JCの 一員であることに自覚と誇りを持つことが必要です。「魅力あるJAYCEEの開発」を行うことで、飯塚JCの一体感はこれまで以上のものになり、組織としての魅力はさらに高まる ものと確信致します。組織の魅力を高めることで、この地域にとって今まで以上に必要とされる飯塚JCへと変えていきます。
 また、本年は15名のメンバーが卒業を迎え、次年度以降も多くのメンバーが飯塚JCを卒業する予定であり、このままでは飯塚JCのメンバー数は大きく減少してしまいます。自 己成長の機会を創っていくためにも、私たち飯塚JCにとって会員拡大に取り組むことは最も重要な課題の一つです。飯塚JCのこれからを創るために、本年は飯塚JCのメンバー 全員の力を活かし一人でも多くの新入会員の獲得を行い、青年会議所活動や運動をとおして新入会員の育成に取り組んで参ります。

関わりから創るまちづくり

 これまで私たち飯塚JCは地域行政、他団体、多くの地域住民の方々との情報交換を図り事業を展開してきました。まちづくりとは、この地域に関わる多様な立場の人々が、継続的 な活動をとおして、明るく楽しい未来を創造していくことです。この地域にある問題や課題に真剣に向き合い、それぞれの立場で共に解決策を模索していく中で、私たちは関わ る人々のまちづくりへの意識を高めていく必要があります。本年度も地域行政や他団体、地域住民の方々との連携を図り、今まで以上の信頼関係を深め、関わる人々のまちづくり への意識を高める事業を展開して参ります。
 また、この地域には近畿大学と近畿大学九州短期大学、九州工業大学の3つの大学があります。近畿大学は1966年に、九州工業大学は1986年にこの地域に設立され、現在 では約4,200名もの学生が学んでいます。その学生の多くは地域外から進学のために私たちの暮らすこの地域へと移り住んでいます。しかし、私たちはどれ程学生との交流を 図っているでしょうか。私たちが誠の心で学生と交流を図り、この地域への愛着を感じてもらうことは、学生にとってこの地域が住みやすい場所となり、この地域と学生との生涯 の繋がりを創るものと考えます。私たちが学生やこの地域の人々と交流を図り、学生がこの地域や人に魅力を感じ、学生時代を過ごしたよき思い出として、さらにはこの地域を第二のふるさととして感じてもらえる事業を展開して参ります。
 青年経済人である私たちが、まちづくりのために地域行政や他団体、地域住民、学生と誠の心で積極的に交流を図り、連携を深めていくことは、相互の信頼関係を築いていくこ とに繋がり、飯塚JCがこの地域の中でさらに必要とされる団体になるものと確信致します。

未来へと繋ぐひとづくり

 この地域の10年後、20年後を輝かせるのは、今この時代を生きる子どもたちです。子ど もたちが次代を担える人財として成長していくことは私たち青年としての責務です。私は 幼少の頃、地域の方々から挨拶や礼儀を教わり、時には叱られ、暖かく見守られ育ててい ただいたという想いがあります。またその感謝の想いが、この地域の未来のために自ら が行動を起こす源泉になっています。本年は、子どもたちが多くの人や物事と関わりを持 つ中で、自分が周りの多くの人々に支えられていることに気付くことができる事業を展 開して参ります。それにより生まれる感謝の心は、子どもたちが関わってきた人や物事に 誠実に向き合うことに繋がり、その姿勢はこの地域の明るく楽しい未来への人財育成に なるものと確信致します。

より効果的な広報活動を目指して

 私たちは、この地域の未来のことを考え事業を展開し、地域内外の多くの人々へと広 報活動を行っています。広報活動は、私たちが青年会議所活動、また事業を展開する中で この地域への想いを多くの人々に知ってもらい、関わる人々の心を動かし、地域を活性 化させるために必要な活動です。近年、飯塚JCは効果的な広報活動を行うために広報基 本ツールを作成し、インターネット、SNSを媒体として多くの人々へと情報を発信できる 環境が整ってきていますが、発信力を高めることで、私たちの想いをさらに浸透させてい けると考えます。広報基本ツールを更に活用できるものとし、インターネット、SNSは閲覧 者を増やし発信力を高めていきます。また、広報メディア関係の方々とも交流を図り、飯塚 JCへの理解を深め、今後の広報活動が効果的に行える関係を確立していきます。発信力 を高め、広報活動をより効果的に行うことで、私たちの想いを多くの人々に届けこの地域 の活性化を加速させていきます。

おわりに

 「明るい豊かな社会」とは、この地域に住む人々が心の豊かさを実感し、明るく楽しい 生活ができることだと考えています。その未来を切り拓くために、私たちはできることだ けをやるのではなく、青年らしく失敗を恐れることなく挑戦していく必要があります。
 私は青年会議所という組織と仲間に出会えたことに心から感謝しています。私が入会 して8年、青年会議所でこれまで培ってきた経験、切磋琢磨した多くの仲間は私の生涯の 財産です。私がJC運動をとおして最も学んだことは、何かの事を成すにあたり、自らが熱 い想いを持ち、誠実に行動しなければ人やその心は動かないということです。私たちが メンバーや人々と関わり合い、理解を求める時、私たちの嘘偽りのない誠意が伝わっては じめてその想いを理解してもらうことができます。誠の心をもってすれば、人やその心は 必ず動かすことができるのです。
「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」
「誠を尽くせば、人は必ず心動かされる」という先人の言葉です。
 私たちが展開するJC運動には、未来への熱い想いがあります。この熱い想いを胸に誠の 心を持って行動し、メンバーや多くの人々の心を動かし、飯塚JCやこの地域の未来を明るく 楽しいものにしていきます。かけがえのない仲間と共に、この地域の未来のことを想い、「至 誠」を一年のスローガンとし、創立65周年であるこの一年を青年らしく、明るく楽しいも のにできるよう邁進して参ります。