一般社団法人飯塚青年会議所

IIZUKA JC

CONVICTION

理事長所信

はじめに

 気がつけば、私が一般社団法人 飯塚青年会議所(以下、JCI飯塚)に入会して14年の年月が経過しようとしています。その間、私の人生においてこのJCI飯塚は切っても切れない存在となりました。26歳のまだまだ青臭い青年が社会人として青年経済人として成長していくうえで様々な経験をさせていただきました。その経験全てが今の私を形成しているといっても過言ではありません。そしてこの長いJC生活の中で多くの先輩に恵まれました。同時に多くのリーダーをみてきました。メンバーの先頭に立って引っぱっていくやり方はそれぞれに違いがあったかと思いますが、先輩方に共通して感じていたのはリーダーとしての魅力があったことです。その魅力をとおして様々なことを教えていただき、今の私があります。そしてその役割が現役最年長となる私たちの世代に引き継がれてきています。多くの先輩方に恵まれたように多くの後輩にも恵まれました。後輩たちが未来にJCI飯塚をしっかりと背負っていけるよう私が積んできた経験の全てを使い本年を突き進んでいきます。
 「明るい豊かな社会」の実現という青年会議所の崇高な目的のため、JCI飯塚は様々な事業を展開して参りました。そのどれもが何をすべきかを自問自答し、どう行動に移すかを仲間と議論して創り上げてきたものです。どの事業にも伝えたいメッセージがあり、この地域の発展を想い行動してきました。その過程において人が大きく成長していくのを数多くみてきて、JCにおいて事業が人を創るということを体感して参りました。結果も求めますが、まずは何よりも過程が大事だということを意識して誠心誠意、事業の構築に邁進してまいります。行動する時には確固たる信念を持ち、多くの方々に共感してもらえるように、そして私たちのメッセージがこの地域に届くように69年目の一歩を踏み出して参ります。

 

まちづくりを加速させる

 2020年から続く新型コロナウィルスの影響で私たちの活動にも多大な影響を及ぼし、数多くの事業が行えなくなりました。この地域の方々にとっても閉塞感ただようこの期間で内向的になりどこか暗い気持ちで過ごしてきたのでないでしょうか。だからこそ今地域の方々に明るい気持ちになっていただける事業が必要だと考えます。家族や友人と参加していただき、笑顔になって帰ってもらうことで、収束に向かっていることを実感することができると思います。またJCI飯塚にとっても、これからのこのまちの未来について思いを馳せることができるようになったことを感じてもらいたいと思います。
 地域の魅力を発信していくイベントや季節の風物詩となっていた行事が行いづらい状況の中、開催したくとも二の足を踏んでいる主催者もあるかと考えます。そんな中、JCI飯塚が積極的に地域を元気にする事業の開催に向け、今の状況に適した様式を取り入れながら実行することで、他の事業を主催する団体の方々の背中を押すことができると確信致します。この地域に関わる各団体が積極的に動き出すことで私たちのまちの活性に繋がり、まちづくりが加速していきます。来場されるこの地域の方々にもまずは自分たちのまちで収束を実感でき、地域色を盛り込んだイベントを楽しんでいただければ、今まで以上に自分たちのまちに目が向き、地域の活性に繋がると考えます。いち早くJCI飯塚が行うことで、まちづくりを加速させることができると確信し、地域の方々にこのまちを誇りに思っていただけるメッセージを発信していきます。今まで培ってきた私たちの経験と知識を用いて、最適な場所、最適な方法で皆様に最高の笑顔で帰っていただける事業を構築して参ります。

 

災害に強いまちづくり

 近年、毎年日本のどこかで大規模な災害が発災するようになりました。「おきるかもしれない」ではなく「必ずおきる」という表現でも差し支えなくなってきました。豪雨や台風、そして地震とあまりにも多くの災害がおこっています。もはやおきる前提で対策を講じなくてはならないと考えます。防災のためのインフラ整備も必須事項ですが、同時に意識の向上が今よりさらに必要だと感じます。何よりも自身が、もしくは離れた場所で暮らす家族や親族がいつ被災してもおかしくはないということの意識を高めていただきたいと思います。
 ハザードマップや避難場所の確認は当然のことですが、何が手元になければならないのか、また、避難所では何が不便になるのか等、考えて備えておく事項が数多くあります。行政やボランティアが手を差し伸べることができるようになるには、災害後ある程度時間が必要になります。発災直後は被災者自身で生活をしていかなければなりません。私たちには過去の教訓からえた情報が数多あります。今こそその教訓を振り返りこれからの防災とは何なのかを一人ひとりが考えることのできる機会を創出し、災害に強いまちづくりを行います。災害に被災した時、今までの生活が一変します。必ず元どおりの暮らしに戻れる保証はありません。ですがたとえ被災したとしても、普段から備えておくことが出来ていれば、軽減できることがあるということを多くの地域の方々に伝えて参ります。

 

進化した地域ブランドへ向けて

 2018年、JCI飯塚は創立65周年を迎えました。そこで今後5年間の取り組むテーマとして、新しい地域ブランドの創出が掲げられました。そして「スポーツのまち」を打ち出して様々な事業を展開して参りました。本年度はこの取り組みが始まってから5年目を向かえます。この一つの節目に当時を思い起こし、地域内外の人々から住みたい、行ってみたい、明るく楽しい地域づくりへ向けて取り組んでいきます。
 「スポーツのまち」を浸透させるのに大会やイベントを開催し、参加者の方々にこの地域に訪れていただき、発信していく事業は過去にも行ってきました。今後この取り組みを地域で継続して行っていく上で今一度ブランディングしていく必要があります。そのためにブランドがどのように認識されていきたいのかをイメージし、そのイメージを視覚化することが必要だと考えます。その視覚化されたイメージを、関係する組織やイベントが、また新たに行う大会等幅広く共有出来れば、この地域は「スポーツのまち」だという認識を深めることができると確信致します。ハード面において充実した環境がこの地域には有り、スポーツの強豪校も台頭してきました。これらの資産ともいえる要素を取り入れ、地域内外の方々に浸透させる設計を行えば、さらに発展していく可能性が広がります。私たちがスポーツを用いて、どのように地域が発展していってほしいのかを明確にし、視覚からも伝わるように取り組み、地域内外の方々に共感していただけるメッセージを発信していきます。過去4年で蓄積された経験を基
に、今だからできる進化した地域ブランドの創出へ向けて事業を行って参ります。

 

関りから学ぶひとづくり

 青年会議所の構成年代で多数を占めるのは、責任世代といわれる30代のメンバーです。その私たちが常に考えておく必要があるのは、次の時代を担う子どもたちの成長です。過去も現在も様々な課題を地域社会は抱えています。未来の日本の「明るい豊かな社会」の実現のために行動するのは今を生きる子どもたちです。この子どもたちが健やかに成長していくのは、一つ私たちの世代の責任です。
 私の幼いころ、常に周りに自分以外の多くの人に囲まれて育ってきました。9 歳から始めたスポーツでは様々な人と交流でき、多くの事を学んできました。今の子どもたちにおいても同じことがいえるのではないかと考えます。様々な考えを持つ人と数多く交流でき、関わることが出来れば、子どもたちの今後の成長に必ず寄与してくれます。そのような機会を継続して提供できる仕組みが必要だと考えます。
 この地域にはスポーツの充実した環境があり、様々な大会にも対応できます。それにより多くの地域外の子どもたちを呼び込むことも可能です。しかし、ただ試合するためだけにこの地域を訪れるのではなく、子どもたち同士で今よりさらに交流できる仕組みを盛り込んだスポーツイベントを開催できれば、私たちの考える子どもたちの成長に繋がります。子どもたちの成長において様々な人と関わることで多種多様な考え方に触れ、それらを自分の中に落とし込むことで力強く成長できるのではないかと思います。何よりも自分の考えをどうすれば相手に理解してもらえるようになるのかを子どもたち自身が意識できるようになれば将来多くの仲間に恵まれて、様々な困難もその仲間たちと乗り越えていくことができると確信します。他者と関わる、交流する、相手の考えを知る、自分の考えを伝える。このことが子どもたちの成長において何よりも重要なことだと考え伝えていきます。子どもたちがこの地域で健やかに成長していき、将来自らの足でしっかりと歩んでいくために、子どもたちの大きな可能性を信じて取り組んで参ります。

 

機会を活かし自己を成長する

 青年会議所は同世代の青年経済人の集まる組織です。その同世代の青年経済人と関わる機会も多くあります。また自ら機会を創出し提供する仕組みもあります。この機会と仕組みを私たちは最大限活かせているでしょうか。この当たり前のように与えられている環境がいかに大切なことかを意識し、活かすことで自己が成長し、地域社会へ伝わる大きな力となります。人は人によって磨かれます。しかしただ人の中にいるだけでは磨かれません。関わるということは相手の考えを知り、自分の考えを伝え、時には妥協せずに議論を重ねながらお互いに理解できる関係を築くことです。
 JCI飯塚の財産はメンバーです。様々な考え方や価値観が存在する環境が他者との関りを持つ上で必要であり自身を成長させることができます。この魅力ある環境の中で、多くのメンバーの個性が一つの目的のために同じ方向を向いたとき大きな力を生みます。生み出した力こそが確かなメッセージとして地域に波及し多くの方々に共感していただけると思います。大きな力を生み出すため、また何のために行うのか、結果どうなっていくのか、しっかりとビジョンを示し理解をえることが大切です。そのためにも日ごろからメンバー間の関りを深くし常にコミュニケーションが取れる環境が必要です。同じJCI飯塚に所属する仲間同士がお互いを知り理解できる関係を築いていけるよう、またそれによって自己が成長できる機会を創出していきます。

 

未来へ繋ぐための会員拡大と育成

 人の身体には新陳代謝が繰り返し行われています。それは生命の維持のために不可欠なものです。組織にも同じことが当てはまると思います。私たちにとっての新陳代謝とは新たな会員を継続して獲得していくことです。40歳を以って卒業するJCにとって次に未来を託すのは現役メンバーです。継続して会員を獲得していかなければ託す相手が必然といなくなってしまいます。「明るい豊かな社会」の実現に明確なゴールはなく、人や時代が変わり続ける限かぎり常にその時代に生きる人たちへの大きなテーマとなります。だからこそ私たちは確実に次の世代へとバトンを繋げなくてはなりません。また獲得するだけではなく、しっかりとJCの中で育成を行うことが必要です。様々な機会に触れていただき、JCが掲げる理想と、理想の実現のため、どう行動していくのかを理解していただきます。また多くのリーダーを知ってもらい、近い将来、自身がこのJCI飯塚の役割の中で先頭に立つことのできる人材へと成長していき、先人たちの思いを知りしっかりと受け継ぎ「明るい豊かな社会」の実現に向けて邁進することのできる人材へと育成していきます。

 

終わりに

 過去2年間、私たちは今まで経験したことのない状況下におかれました。福岡県にも度重なる緊急事態宣言が発令され、外出や行動を制限され、親しい友にも会えず、社会は混沌とした状況になりました。何よりも対面での価値を重要視してきた我々JCにとっても計り知れないダメージを受けてきました。今まで何も感じることもなく集い、様々なことを経験できていたことがいかに大切で決して当たり前のことではないということを痛切に感じています。ですが、この困難な中でも何もできないからではなく何かできることがあるのではと考え行動してきました。まさにそれがJCだと思います。対面こそが正しく、非対面は正しくはない。
 この考え方が違うということにも気づかされました。2022年の第一歩を踏み出すにあたり、この2年間で培ってきた様式を取り入れながら決して歩みをとめることのないよう進んで参ります。一人ひとりが与えられた役割を果たし、常に考えることを意識して、行動する時には確固たる信念を持ち、様々なことに青年らしくチャレンジしていきます。この地域に笑顔が溢れ、活気に満ちている光景をイメージして私たちのメッセージが確実にこの地域に届くように、素晴らしい仲間と共に、本年のJCⅠ飯塚を大切に未来へと紡いでいきます。

 

事業計画

  • 地域の活性化を加速させるまちづくり事業
  • 防災・減災への意識向上に向けた取り組みとまちづくり事業
  • 進化した地域ブランドの創出事業
  • 関りから学ぶひとづくり事業
  • 会員の相互理解浸透と自己成長を促進させる例会運営
  • JCI飯塚全体で取り組む未来へ繋げる会員拡大
  • JCの理想を理解し行動することのできるアカデミー育成
  • JCI飯塚全体で取り組む山笠運営
  • 台東國際青年商會との国際交流
  • 新春祝賀会、創立記念、忘年会の運営